腰、左右の腕の痛み (60代男性 兵庫県宝塚市在住)

2020年04月3日

自宅で重量物を持ち上げ腰を痛めて来院されました。

腰の痛みは常に痛く、特に重たい荷物を持ち上げたり歩行時に痛みが出るとのことでした。

その他、洋服の着脱時に左右の腕に痛みもありました。

検査での所見では腰の左右筋緊張のバランスが悪く、筋肉の緊張が背部にまで及んでいました。

腰が痛いため動作分析を行うと重量物を持ち上げるときに左右の腕が過剰に働いてしまうこともわかりました。

また、骨盤の歪みも見受けられました。

まずは硬くなってしまった筋肉を緩め、少しずつ歪んでしまった骨盤を整えていきます。

背骨の並びを整えて硬くなった肩甲骨の動きを出していきます。

肩甲骨が肩の運動の際効率的に働き、左右上腕の負担を軽くしていくという結果になるように計画を立てました。

初回から3回目までは腰周辺の筋肉(広背筋、脊柱起立筋、腰方形筋など)背中周辺の筋肉(菱形筋、僧帽筋、前鋸筋など)を中心に緩めました。

4回目以降は骨盤に対して骨盤周辺のインナーマッスルに刺激を加えを整えていきました。

6回目以降は左右上肢の負担を減らすため肩甲骨の動きを出すトレーニングも取り入れていきました。

8回目以降は常に訴えがあった腰の痛みや上腕の怠さも軽減されてきました。

施術の効果として、初回から5回目までで背中、腰を中心とした筋肉の緊張は緩和しました。

結果、8回目以降患者様からは

「腰がずいぶん楽になった。」

「腕がスムーズに動くようになりだるさ重さがなくなってきた。」

などと言う感想をいただきました。

今後は、週1回から2回の施術でこれ以上腰や上肢への負担をかけないように筋肉をほぐしながら体の使い方を指導していこうと考えています。